健康な生活は食生活から

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〇 今こそ食生活を見直そう!

年末年始は食べる量が増え、他の時期と比べても体を動かす頻度が少なくなりやすい傾向にあります。

長年、「食べる量」が「運動・活動量」を超えると、体重が増加したり、中性脂肪の増加、LDLコレステロールの増加など脂質異常症の原因、高血糖や糖尿病の発症・悪化をきたす要因となります。

適切なエネルギー摂取を意識しよう!

ちょうどよいエネルギー量は、身長・体重・身体活動量などにより個人差があります。自分に合ったエネルギー量を知るためには、

(1)BMI(体格指数)を確認しよう!

BMIは身長と体重のバランスを表したものです

BMIの計算方法

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMIの目安

年齢

目標とするBMIの範囲

18~49歳

18.5~24.9

50~69歳

20 ~24.9

70歳以上

21.5~24.9

(2)1日に必要な推定エネルギー量を知ろう

①一日の活動量や強さ(身体活動レベル)によって消費するエネルギーも異なります。まずは、自分の身体活動レベルを確認しましょう。

低い

普通

高い

生活の大部分を座って過ごし、物静な活動が中心

・座っての仕事が中心だが、移動や立位での作業・接客等がある

・あるいは通勤・買い物、家事、軽いスポーツ等で体を動かしている

・移動や立ち仕事が多い

・スポーツ等余暇における活発な運動習慣を持っている

②自分の身体活動レベルを確認できたら推定エネルギー量を確認しましょう
推定エネルギー必要量(1日当たり) 

性別

男性

女性

身体活動レベル

低い

普通

高い

低い

普通

高い

18~29歳

2,300kcal

2,650kcal

3,050kcal

1,650kcal

1,950kcal

2,200kcal

30~49歳

1,750kcal

2,000kcal

2,300kcal

50~69歳

2,100kcal

2,450kcal

2,800kcal

1,650kcal

1,900kcal

2,200kcal

70歳以上

1,850kcal

2,200kcal

2,500kcal

1,500kcal

1,750kcal

2,000kcal

食生活のポイント

①バランスの良い食事

 自分が必要なエネルギー量に注意して、ご飯やパンなどの「主食」に加え、野菜やきのこ、いも、海藻料理などの「副菜」、魚や卵、肉や大豆製品などの「主菜」、牛乳などの「乳製品」「果物」などをバランスよく摂りましょう。

②塩分を控えめに

 1日の食塩摂取の目安量は男性8g未満、女性7g未満、高血圧の方は6g未満です。調理の際は計量したり、だしや香辛料を活用し、薄味を心がけましょう。また、食事の際の調味料は「かけず」に「つけ」、調味料の摂りすぎに気をつけましょう。

 ③野菜摂取を心がけよう

 野菜は食物繊維によって糖質や脂質の吸収を抑える働きや、便通をよくする働きがあります。また、カリウムが豊富で体の中の塩分(ナトリウム)を外に排泄する働きがあり、高血圧対策としても効果的です。1日の目安量は350gで、小鉢であれば5皿分に相当します。

今一度、自分の生活習慣を振り返りましょう。

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