【定期接種】4種混合(DPT、JPV)、不活性ポリオ(IPV)

予防できる病気

ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(急性灰城髄炎=小児まひ)を予防します

ジフテリアは発熱やのどの腫れなどの症状がでて、重症化すると心筋障害や窒息の場合もあります。

 百日せきはせきが長く続き、乳児は重症になりやすく、肺炎や脳症などの合併症を起こすこともあります。

 破傷風は傷口から感染し、筋肉の硬直や呼吸まひをお越し致死率が高いです。

 ポリオは手足に永続的なまひを残し、死亡することもあります。

接種方法

皮下注射

接種期間

1期 生後3月~生後90月(7歳半に至るまで)

2期 11歳以上13歳未満

標準的な接種期間と接種間隔・回数

1期 初回接種は生後3月に達した時から生後12月に達するまでの間に20日以上、標準的には20日~56日までの間隔をおいて3回接種します。追加接種は初回接種終了後6月以上、標準的には12月~18月までの間隔をおいて1回接種します。

2期 ジフテリア、破傷風の2種混合(DT)の接種で11歳に達した時から12歳に達するまでの間に1回接種します。

副反応について

接種部位の赤みや腫れ、水泡や痛み、しこちなどが一時的に起こることがあります。また、発熱や不機嫌も見られます。まれに、アナフィラキシーや、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれんなどがあらわれることがあります。

注意とポイント

回数が多いので、接種漏れに注意してください。3回までの接種間隔は20~56日(3~8週間)が望ましいが、間隔が空いてしまった場合は、市区町村や医療機関に相談をしてください。医師が必要と認めた場合には、Hibや小児用肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎などとの同時接種が可能です。