【定期接種】BCG
予防できる病気
結核を予防します。結核は母親から免疫がもらえないため、低月齢の乳児が感染することもあります。主な初期の症状は、せきや発熱、食欲不振などで、乳児ではせきがあきらかでないこともあります。指定月齢で発症すると、結核性髄膜炎や粟粒結核など重症化しやすく、重い後遺症が残ったり、また命にかかわることもあります。
接種方法
上腕部にBCG駅を塗り、2か所スタンプ
接種期間
生後12月に至るまで
標準的な接種期間と接種間隔・回数
生後5月に達した時から生後8月に達するまでの間に1回。
副反応について
接種後6~28日(1~4週間)の間に、接種部位に赤み、しこち、腫れなどがみられ、通常は3か月くらいでかさぶたとなります。まれに脇の下のリンパ節が腫れることもありますが、通常は接種後6か月までに自然に消えます。もし、接種後10日以内に接種部位が赤く腫れたり、ジクジクする場合(コッホ現象)や、接種部位が3か月過ぎても膿んでいる場合は、すみやかに摂取した市区町村に相談や医療機関の受診をおこなってください。
注意とポイント
接種後、接種部位が乾く前にそこを触らないように注意をしてください。また、接種部位に黄色い小さな膿ができることもありますが、絆創膏などをはらずにそのままにしてください。地域の結核の発生状況に応じ、接種期間が異なることもあります。