【定期接種】麻疹風疹(2種)混合(MR)

予防できる病気

麻疹(はしか)、風疹を予防します。麻疹は感染力が強く、発熱やかぜに似た症状から始まり、赤い発疹が全身に広がったあと、高熱が1週間程度続き、肺炎や気管支炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすこともまれではありません。風疹は発熱や発疹がでて、通常は3日程度で治まりますが、脳炎や関節痛、血小板減少性紫斑病などの合併症を起こすこともあります。妊娠初期の女性が感染すると、胎児に影響がでる可能性が高いです。(先天性心疾患・視力障害。聴力障害、発育障害などの先天性風疹症候群)

接種方法

皮下注射

接種期間

1期 生後12月~生後24月に至るまで。

2期 5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間(4/1~3/31)

標準的な接種期間と接種間隔・回数

1期 生後12月~生後24月に至るまでの間で、できるだけ早期に1回接種します。

2期 5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間(4/1~3/31)に1回接種します。

(厚生労働省の推奨期間は4月〜6月)

副反応について

接種部位に赤みや腫れ、しこり、など。また下痢、おう吐、リンパ節の腫れなどが一時的に出ることがあります。接種から7~12日後、発熱や麻疹に似た発疹が見られることがありますが、数日で治まります。まれにアナフィラキシーや血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんがあらわれることがあります。

注意とポイント

1歳を過ぎたら早いうち煮接種をしましょう。おたふくかぜ、水ぼうそうなど他の生ワクチンと同時接種が可能です。麻疹または風疹のいずれかにかかった場合であっても、混合(MR)接種が可能です。