【任意接種(有料)】ロタウイルス
予防できる病気
ロタウイルスによる下痢症を予防します。世界中の小児の95%が5歳までに発症し、途上国を中心に毎年約60万人が死亡しています。急激なおう吐と水様便を繰り返し、重症化すると脱水症状やけいれん、脳炎などの合併症のため先進国であっても入院治療にいたることがあります。
接種方法
スポイトで飲ませる
接種期間
1価 生後6週~24週まで
5価 生後6週~32週まで
標準的な接種期間と接種間隔・回数
1価 初回接種は生後14週6日までを推奨。4週間以上の間隔をおいて2回接種します。
5価 初回接種は生後14週6日までを推奨。4週間以上の間隔をおいて3回接種します。
副反応について
一時的な下痢、おう吐、胃腸炎、発熱など。接種後の腸重積症状(ぐったりする、不機嫌、顔色が悪い、おう吐を繰り返す、イチゴジャムのような血便、お腹のはり)が報告されています。
注意とポイント
接種後の腸重積症状は6ヶ月を過ぎてからに高いですが、自然発生の腸重積症はまれではありません。また、未治癒の先天性消化管障害や腸重積の既往、重症複合型免疫不全(SCID)のある乳児への接種は避けてください。腸重積症状があれば、すみやかに受診をしてください。2回目以降の接種には、初回接種と同じワクチンでおこなってください。